「画面が真っ白になってしまいました。」
WordPressのフォーラムでは、よくこの言葉を目にします。
真っ白な表示になるということは、ほぼ100%なにがしかのエラーが発生していて処理が止まってしまっているということで、解決への最短距離は、エラーメッセージを表示させて何のエラーが発生していて、どこで止まっているかという、エラーの原因を把握し、発生箇所に対して適切な修正を施すことです。
エラーが分からないまま推測による修正を行ったりすると、回り道になったり、さらにおかしくしてしまうことにもなりかねません。
エラーメッセージの表示方法は、.htaccessやphp.ini等のファイルを編集する方法などもありますが、WordPressの場合は、いたって簡単。
wp-config.phpの中に書いてある
define('WP_DEBUG', false);
を
define('WP_DEBUG', true);
に変更してください。
※ wp-config.phpにこの記述が無い場合は、require_once(ABSPATH . 'wp-settings.php');
よりも上に記述を追加してください。
エラーメッセージが確認できたら、エラーの内容に従って発生箇所を適切に修正するか、メッセージ内容が分からない場合は、理解できる人、フォーラムへ質問してみましょう。
処理が停止するようなエラーメッセージの中での代表的なものとしては、次のようなものがあります。
- Parse error: syntax error, unexpected …
- 構文エラー。つまりPHPとしての文法が誤っていて、PHPがただしく理解できないという意味です。例としては、ifやforeachの入れ子が、括弧の括り、クオートの括りが合っていないと言った場合です。
- Fatal error: Call to undefined function …
- 未定義の関数が呼ばれたというエラーです。関数が記述されているべきファイルが読み込まれていなかったり、ファイルが破損していた場合に発生しがちです。
- Fatal error: Cannot redeclare …
- 定義済みの関数を再度定義しようとした場合に発生するエラーです。プラグイン同士が同じ関数名を利用しようとした場合などに発生します。
- Warning: Cannot modify header information …
- 通常、Warning:で始まるエラーの場合は、そのまま処理が続行されますが、リダイレクトを行うような場合(管理画面へのログイン処理時など)には、すでにヘッダーの送信(htmlのheadとは違います)が行われてしまった後であるため、リダイレクトが行われずに真っ白になるケースがあります。
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