PHPを学ぶ時、最初に憶えて欲しいvar_dump

WordPressのテンプレートを編集するケースなど、デザイナーの方でもPHPに触れる機会が増えてきましたね。
PHPを理解し学ぶ方法についても、本を読んでじっくり原則的に理解していく方、参考のコードを実装してみて体験しながら身につけていく方(私は後者パターンが多いですw)いろいろなパターンがあると思います。

ただ、PHPを書いてみて、それが思った通りに動かなかったり、正しく動いているか確認したい場合には、ちゃんと検証できる技術をまず身につけておくことが必須だと思っています。
その検証に利用するPHPの関数が、var_dump です。

var_dump がどのようなものか、簡単にいうと、引数として指定した変数の内容や命令の返値を画面上に出力するものとなります。

例えば、変数 $a に文字列「hoge」が格納されていた場合、

var_dump( $a );

と書くと、画面上には、

string(4) "hoge"

と変数の内容が出力されます。この場合の「string」は内容の型を示し、「(4)」は長さ文字列のバイト数を、そしてダブルクォート内が内容(値)を表しています。
また、

var_dump( is_home() );

などの命令を引数とした場合は、

bool(false)

と、実行結果の返値を出力します。(上記の場合は、falseなので偽。合致しない)
複数の変数や命令を確認したい場合は、引数をカンマで区切って指定することも出来ます。

var_dump( $a, $b );
string(4) "hoge" array(1) { [0]=> string(4) "moge" }

上記に場合は、$aに文字列「hoge」が格納されていて、$bには、「moge」を値とする要素が1つの添え字配列が格納されているという意味です。

私は、すぐにソースを表示させて確認しますが、ブラウザの出力を見やすくするには、

<pre>
<?php var_dump( $a ); ?>
</pre>

など、preタグを使うと見やすくなります。

var_dumpを憶えて、検証できる技術を身につけておけば、試行錯誤することも少なくなりますし、人に聞く手間を軽減することもできます。そしてなにより自分の技術を磨くことができるので、自分の成長にも繋がりますね。
是非、var_dumpを駆使して、快適なWordPress生活を堪能して下さい。

「PHPを学ぶ時、最初に憶えて欲しいvar_dump」への2件のフィードバック

  1. はじめまして、記事の中で気になった箇所があるのでコメントさせていただきます。
    >この場合の「string」は内容の型を示し、「(4)」は長さを、そしてダブルクォート内が内容(値)を表しています。
    『長さを』とありますがvar_dumpが文字列型を引数にとった場合に返すのは長さではなくバイト数ではないでしょうか?
    日本語などのマルチバイトの文字を扱った場合『長さ』という表記は適切でないと思います。

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